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少人数講座の料金の決め方:1人あたりの料金と、1回の受講料の合計から考える

少人数講座の料金は、受講者1人あたりの料金と、1回の講座の受講料の合計の両方から考えると決めやすくなります。かかる費用の洗い出し、人数ごとの試算、料金の単位の選び方、見直しのタイミングをまとめました。

文naraotto 編集部公開 約3分

講座を開くとき、多くの人が悩むのが料金です。高すぎると申し込まれにくく、安すぎると続けるほど負担になります。

少人数講座の料金は、受講者1人あたりの料金と、1回の講座の受講料の合計の、2つの視点で考えると決めやすくなります。

1人あたりの料金と、1回の合計は別のもの

個別レッスンでは、1人あたりの料金=1回の受講料です。少人数講座では、ここが分かれます。

  • 1人あたりの料金:受講者が払う金額。申し込みやすさに関わる
  • 1回の受講料の合計:1人あたりの料金 × 参加人数。講師の収入の元になる

たとえば1人3,000円の講座でも、6名が参加すれば1回の合計は18,000円です。1人あたりは手頃に、合計はしっかりという設計ができるのが、少人数講座の強みです。

ステップ1:1回の講座にかかる費用を書き出す

まず、1回の講座を開くのにかかるお金と時間を書き出します。

項目例
会場費対面の場合のレンタルスペース代
教材費・材料費印刷代、画材、食材、道具の消耗分
準備の時間資料づくり、試作、下見
当日の時間講座の時間に、準備と片付け、移動を加えた時間
サービスの手数料プラットフォームを使う場合

教材費が大きい分野(料理、ものづくりなど)は、材料費を受講料に含めるか、別にするかも決めておきます。

ステップ2:参加人数ごとに試算する

次に、1人あたりの料金をいくつか仮に決めて、参加人数ごとの合計を出してみます。

1人あたり3名5名8名
2,500円7,500円12,500円20,000円
3,000円9,000円15,000円24,000円
4,000円12,000円20,000円32,000円

※ 費用を差し引く前の金額です。

ここで大切なのは、定員いっぱいの場合だけで考えないことです。参加者が少なめだった回でも、費用を差し引いて納得できるかを確かめておきます。講師向けのページでは、料金と人数を動かして1回の受講料の合計を試算できます。

ステップ3:料金の単位を選ぶ

講座の長さに合わせて、料金の単位を選びます。

  • 1回あたり:単発講座や、回ごとに申し込める講座
  • コース総額:全4回、全6回など、回数が決まったコース
  • 月額:月に何回かのペースで続ける継続型

コース総額は、1回あたりにすると単発より少し手頃にする設計がよく見られます。最後まで通ってもらいやすく、講師にとっても参加人数の見通しが立てやすくなります。

受講者は「1回あたり」で比べることが多い

受講者は、コース総額や月額を1回あたりに直して比べることがよくあります。講座紹介に「1回あたり約○円」と添えておくと、比べやすく、安心して申し込めます。

ステップ4:開いてから見直す

最初の料金は仮のものと考え、何回か開いてから見直します。

  • 定員に対して、どのくらい申し込みがあったか
  • 準備や当日の時間が、想定より長くなっていないか
  • 受講者から「時間が足りない」「もっと練習したい」という声がないか

内容を充実させたときは、料金を見直すよい機会です。すでに申し込んでいる受講者には、次の募集から適用するなど、分かりやすく伝えましょう。

まとめ

  • 少人数講座は「1人あたりの料金」と「1回の受講料の合計」を分けて考える
  • 費用を書き出し、参加人数ごとに試算して、少なめの回でも納得できる料金にする
  • 講座の長さに合わせて、1回あたり・コース総額・月額から単位を選ぶ
  • 何回か開いてから、申し込みの状況と時間のかかり方を見て見直す

定員の決め方は定員は何人にする?、継続型の講座については継続型の講座を続けてもらう工夫で紹介しています。

よくある質問

相場より安くしたほうが、受講者は集まりますか?

安さだけで選ばれると、続けるほど負担が大きくなります。少人数講座は1人あたりを手頃にしても合計を確保しやすい形なので、まずは費用と人数から無理のない料金を決め、内容で選ばれることを目指すのがおすすめです。

受講料の収入は、税金の申告が必要ですか?

収入の額や働き方によって扱いが変わります。確定申告の要否などは、税務署や税理士など専門家に確認してください。

途中で料金を上げてもいいですか?

内容を充実させたときや費用が変わったときは、見直してかまいません。すでに申し込んでいる受講者には、次の募集から適用するなど、事前に分かるように伝えることが大切です。

この記事を書いた人

naraotto 編集部

大人が少人数で学ぶためのサービス naraotto の編集部です。学び方・講座の選び方について、公開されている情報と講座づくりの検討を通じて得た知見をもとに、偏りのない情報をお届けします。分野の専門性が必要な記事は、今後、講師や専門家の監修のもとで公開します。

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