「人に教えられるほどのものはない」。そう思っている人の中にも、講座にできる経験を持っている人はたくさんいます。
仕事で何年も続けてきたこと、趣味で長く楽しんできたこと。自分にとっては当たり前でも、これから始めたい人にとっては知りたいことです。この記事では、教えられるテーマの見つけ方と絞り方を紹介します。
教えられることを書き出す
まずは、思いつくものを書き出してみます。次の問いが手がかりになります。
- 仕事で、人からよく聞かれることは何か
- 同僚や後輩に、教えてきたことは何か
- 長く続けている趣味で、始めたころにつまずいたことは何か
- 友人から「それ、どうやるの?」と聞かれたことは何か
書き出したものの中で、自分が話していて楽しいものに印をつけておきましょう。教える側が楽しんでいることは、受講者にも伝わります。
「誰に」を決める
テーマが見えてきたら、誰に向けた講座かを決めます。
| 広い対象 | 具体的な対象 |
|---|---|
| 写真を学びたい人 | スマホで子どもの写真を上手に撮りたい人 |
| 文章を学びたい人 | 仕事のメールや報告書を短く書きたい人 |
| 料理を学びたい人 | 平日の夜に作り置きを30分で作りたい人 |
対象を具体的にするほど、講座の内容が決めやすくなり、受講者も「自分のための講座だ」と感じやすくなります。
少人数講座に向くテーマか確かめる
テーマが決まったら、少人数講座の形に合うかを確かめます。
- 練習と講評がある:やってみて、直してもらうことで上達する
- やりとりが学びになる:質問や意見交換から気づきが生まれる
- 一緒に手を動かす:同じ手順を、全員で進められる
これらに当てはまるテーマは、少人数講座と相性がよく、1人あたりの料金を手頃にしても、1回の受講料の合計を確保しやすい形にできます。個別レッスンとの違いは個別レッスンと少人数講座、教える側から見た違いで紹介しています。
テーマを1回分に絞る
最初の講座は、1回で完結する単発講座にすると始めやすくなります。
- 書き出したテーマから、ひとつ選ぶ
- 「この講座が終わったら、受講者は何ができるか」を一文で書く
- それに必要なことだけを残し、ほかは次の講座に回す
単発講座の組み立て方は、はじめての単発講座の組み立て方で紹介しています。
健康・安全・お金に関わる内容は慎重に
体の使い方、食品の扱い、投資やお金の話など、受講者の健康や財産に関わる内容は、根拠のある情報を伝えることが大切です。断定的な効果をうたわず、必要に応じて専門家の確認を受けましょう。
まとめ
- 人からよく聞かれること、教えてきたこと、つまずいたことを書き出す
- 「誰に向けた講座か」を具体的にする
- 練習と講評、やりとり、一緒に手を動かすテーマは少人数講座に向いている
- 最初は1回で完結するテーマに絞る