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キャリアの棚卸しのやり方:経験を書き出し、次の一歩を考える

これまでの仕事を振り返り、次の一歩を考えるための「キャリアの棚卸し」。経験の書き出し方、強みの見つけ方、やりたいこと・できること・求められることの整理、人に話す良さ、続けるコツを紹介します。

文naraotto 編集部公開 約3分

仕事に慣れてきたころ、ふと「このままでいいのだろうか」と感じることがあります。転職を考えているわけではなくても、これまでの経験を一度整理し、次の一歩を考えたいという人は多いのではないでしょうか。

そのための方法がキャリアの棚卸しです。この記事では、ひとりでも進められる棚卸しの手順と、人に話すことで深める方法を紹介します。

キャリアの棚卸しとは

キャリアの棚卸しは、これまでの仕事の経験を書き出し、そこから自分の強みや大切にしていることを見つける作業です。

  • 何をしてきたか(経験)
  • そこで何ができるようになったか(スキル・強み)
  • 何にやりがいを感じたか(価値観)

これらを整理することで、次にどんな仕事や役割を増やしたいかが見えやすくなります。転職だけでなく、今の職場での働き方を考えるときにも役立ちます。

ステップ1:経験を書き出す

まずは、これまでの仕事を時系列で書き出します。

時期所属・役割主な仕事工夫したこと・成果
例:入社1〜3年目営業部・担当者既存のお客さまへの提案提案資料のひな形を作り、チームで使えるようにした

ポイントは、うまくいったことだけでなく、苦労したことや失敗も書くことです。苦労を乗り越えた経験の中に、強みが隠れていることがよくあります。

数字や具体的な場面を添える

「頑張った」だけでなく、「どんな場面で」「何をして」「どうなったか」を書き添えておくと、後で強みを言葉にするときの材料になります。数字で表せるものがあれば、それも書いておきましょう。

ステップ2:強みを見つける

書き出した経験を見返して、繰り返し出てくる行動や、人から頼まれることが多かった仕事に印をつけます。

  • 周りから「〇〇さんに聞けば分かる」と言われることは何か
  • 苦労せずにできるのに、人からは感謝されることは何か
  • 異なる部署や仕事でも、共通して発揮してきたことは何か

自分では当たり前だと思っていることほど、実は強みであることが少なくありません。

ステップ3:「やりたい・できる・求められる」を整理する

次に、3つの観点で整理してみます。

観点問い
やりたいことこれから、どんな仕事や役割を増やしたいか。何にやりがいを感じるか
できることこれまでの経験から、何ができるか。どんな強みがあるか
求められること今の職場や、関心のある分野で、どんな役割が求められているか

3つが重なるところが、次の一歩の候補になります。重なりが小さい場合は、「できること」を増やすために何を学ぶか、を考えるきっかけになります。

ステップ4:人に話してみる

棚卸しは、ひとりで書き出すだけでも整理になりますが、人に話すことで、もう一段深まります。

  • 話しているうちに、自分でも気づいていなかった考えが言葉になる
  • 聞き手からの質問で、経験の意味を捉え直せる
  • 他の人の経験を聞くと、自分の経験との違いや共通点が見えてくる

信頼できる同僚や友人に聞いてもらうほか、少人数の講座で、立場の違う参加者と一緒に棚卸しをする方法もあります。少人数なら、一人ひとりの話にじっくり時間をかけられます。

棚卸しを続けるコツ

  • 一度で完璧にしようとしない:思い出したことを、数日かけて書き足していく
  • 定期的に見直す:半年や1年ごとに、新しい経験を書き加える
  • 小さな行動につなげる:「来月、〇〇の勉強会に参加する」など、次の一歩を一つだけ決める

まとめ

  • キャリアの棚卸しは、経験を書き出し、強みと価値観を見つける作業
  • うまくいったことだけでなく、苦労や失敗も書くと強みが見つかりやすい
  • 「やりたい・できる・求められる」の重なりから、次の一歩を考える
  • 人に話すことで、自分では気づかなかった考えが言葉になる
  • 定期的に見直し、小さな行動につなげる

1回で完結する講座から試したい人は、まずは1回から:単発講座・ワークショップの選び方も参考にしてください。

よくある質問

転職を考えていなくても、キャリアの棚卸しは役に立ちますか?

役に立ちます。今の仕事で何を大切にしたいか、どんな役割を増やしたいかを考えるきっかけになります。異動の希望を伝えるときや、上司との面談の準備にも使えます。

どのくらいの時間をかければいいですか?

最初は、1〜2時間ほどまとまった時間をとって、経験を書き出すところまで進めるのがおすすめです。一度で終わらせようとせず、数日かけて思い出したことを書き足していくと、内容が充実していきます。

具体的な転職や働き方の判断に迷っています。

棚卸しは、自分の考えを整理するための方法です。具体的な転職先選びや、労働条件・お金に関わる判断については、キャリアコンサルタントなどの専門家に相談することも検討してください。

この記事を書いた人

naraotto 編集部

大人が少人数で学ぶためのサービス naraotto の編集部です。学び方・講座の選び方について、公開されている情報と講座づくりの検討を通じて得た知見をもとに、偏りのない情報をお届けします。分野の専門性が必要な記事は、今後、講師や専門家の監修のもとで公開します。

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