単発講座で手応えをつかんだら、次は回数制のコースを考えてみましょう。
回数制のコースは、受講者にとっては「ここまでできるようになる」という見通しが立ち、講師にとっては数回分の参加人数が先に決まるので、準備や収入の見通しを立てやすくなります。
ゴールを「最終回にできること」で決める
カリキュラムづくりは、最終回に受講者が何をできるようになっているかを決めるところから始めます。
| 分野の例 | コースのゴールの例 |
|---|---|
| 文章 | 2,000字のエッセイを1本書き上げ、読み合う |
| 話し方 | 3分のスピーチを、全員の前で発表する |
| 写真 | テーマを決めた5枚の組写真をつくる |
| IT・AI | 自分の業務の作業を1つ、AIで効率化する |
ゴールが決まれば、そこに必要なことを分解して、回ごとに並べていきます。
全4回の組み立て例
| 回 | テーマ | 内容 |
|---|---|---|
| 第1回 | 基本をそろえる | 自己紹介、ゴールの共有、基本の説明と練習 |
| 第2回 | 型を身につける | よく使う型・手順を練習し、宿題を出す |
| 第3回 | 自分の題材で試す | 宿題の講評、自分のテーマで取り組む |
| 第4回 | 仕上げと発表 | 仕上げ、発表、講評、これからの練習方法 |
全6回なら、第3回〜第5回を「自分の題材で試す → 講評 → 直す」の繰り返しにすると、一人ひとりの上達を見ながら進められます。
少人数のコースだからできること
- 回をまたいで成長を見られる:前回の講評を覚えていて、変化を伝えられる
- 受講者どうしが仲間になる:同じメンバーで通うので、発表や講評がしやすくなる
- 宿題を全員分見られる:人数が少ないので、提出物に一人ずつ目を通せる
回数制のコースは、受講者にとっても「同じ仲間と最後までやりきる」という楽しさがあります。受講者から見た回数制と継続型の違いは、回数制コースと月謝制、続けやすいのはどっち?でも紹介しています。
宿題と振り返りの設計
- 宿題は次の回の講評に使うものにする(やる意味が分かると続けやすい)
- 量は少なめに。忙しい大人が、1週間で無理なくできる量を目安に
- 各回の最初の5分で、前回の振り返りをする
欠席した人のフォロー
大人の受講者は、仕事や家庭の事情で休むこともあります。
- 各回の要点をまとめた資料を、全員に配る
- 欠席した回の宿題は、次の回で見られるようにする
- オンラインなら、録画を共有するかを事前に決めておく(録画する場合は全員の了承を得る)
料金は「コース総額」で示し、1回あたりも添える
回数制のコースは、コース総額で料金を示すのが一般的です。受講者は1回あたりに直して比べることが多いので、「1回あたり約○円」と添えると比べやすくなります。料金の考え方は少人数講座の料金の決め方で紹介しています。
まとめ
- ゴールは「最終回にできること」で決め、回ごとに分解する
- 全4回なら「基本 → 型 → 自分の題材 → 仕上げと発表」
- 回をまたいで成長を見られ、仲間ができるのが少人数のコースの良さ
- 宿題は次の回に使うものにし、欠席した人のフォローも用意する