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分野別ガイド

はじめてのエッセイの書き方:題材の見つけ方から書き上げるまで

エッセイを書いてみたいけれど、何を書けばいいか分からない。そんな人に向けて、題材の見つけ方、構成の考え方、書き出しと締めくくりのコツ、推敲のポイント、人に読んでもらう良さまでを紹介します。

文naraotto 編集部公開 約4分

日々のちょっとした出来事や、ふと考えたことを、文章にしてみたい。そう思っても、いざ書こうとすると「何を書けばいいのか分からない」「書き始めても途中で止まってしまう」という人は多いはずです。

この記事では、はじめてエッセイを書く人に向けて、題材の見つけ方から書き上げるまでの流れを紹介します。

エッセイとは、どんな文章か

エッセイは、自分が体験したことや考えたことを、読む人に向けて書く文章です。日記との違いは、読む人がいることを前提にしている点です。

  • 出来事を書くだけでなく、そこで何を感じ、何に気づいたかを書く
  • 自分にしか書けない具体的な場面がある
  • 読み終えた人の心に、何か一つ残るものがある

特別な体験でなくてかまいません。むしろ、誰にでもありそうな日常の場面を、自分ならではの視点で書くことに、エッセイの面白さがあります。

題材の見つけ方

「書くことがない」と感じるときは、題材がないのではなく、見つけ方を知らないだけのことが多いものです。

  • 心が動いた瞬間をメモする:笑った、腹が立った、懐かしくなった、驚いた
  • 繰り返し思い出す場面を書き出す:子どもの頃の一場面、忘れられない一言
  • 身近な物から考える:長く使っている道具、毎朝通る道、好きな食べ物
  • 「なぜだろう」を集める:自分でもうまく説明できない好き嫌いや、こだわり

メモは「場面」で残す

「おもしろかった」だけでなく、「いつ・どこで・誰が・何を言ったか」まで短く残しておくと、あとで書くときに場面がよみがえります。エッセイの説得力は、具体的な場面から生まれます。

構成の考え方

最初は、次の3つの部分で組み立てると書きやすくなります。

部分書くこと分量の目安
場面具体的な出来事。読む人がその場にいるように全体の4割ほど
気づきその出来事から、何を感じ、何を考えたか全体の4割ほど
余韻今の自分や、これからにつなげる一言全体の2割ほど

大切なのは、言いたいことを一つに絞ることです。あれもこれも書きたくなったら、それぞれ別のエッセイにしてしまいましょう。

書き出しと、締めくくり

書き出しは「場面」から

「私は昔から〜が好きだ」のような説明から始めるより、具体的な場面から始めると、読む人を一気に引き込めます。

  • 説明から:「私は朝の散歩が好きだ。」
  • 場面から:「午前6時、まだ誰もいない川沿いの道で、同じ犬とすれ違う。」

締めくくりは、言い切りすぎない

最後に教訓をまとめたくなりますが、言い切りすぎると、読む人が考える余白がなくなります。気づきを一言で示したら、そこで止めるくらいがちょうどいい余韻になります。

書き上げてから、直す

最初から完璧な文章を書こうとすると、手が止まります。まずは最後まで書き上げてから、直す順番にしましょう。

推敲するときのポイントは次のとおりです。

  1. 声に出して読む:つかえるところは、読みにくいところ
  2. 一文を短くする:一文に一つのことだけを書く
  3. 同じ言葉の繰り返しを減らす:特に文末の「〜と思う」「〜した」
  4. なくても意味が通る部分を削る:削るほど、言いたいことがはっきりする
  5. 一晩おいてから読み直す:書いた直後は気づけないことに気づける

人に読んでもらう

エッセイは、人に読んでもらってはじめて、自分の文章がどう伝わっているかが分かります。

  • 自分では当たり前に思っていた部分に、読み手が惹かれることがある
  • 伝わったつもりの部分が、伝わっていないことに気づける
  • 他の人の文章を読むことで、表現の幅が広がる

文章の講座では、参加者どうしで作品を読み合い、講師から講評を受けられます。少人数の講座なら、一人ひとりの作品にしっかり時間をかけてもらえます。少人数で学ぶ良さは、少人数で学ぶと、何が変わる?でも紹介しています。

まとめ

  • エッセイは、体験と、そこから得た気づきを、読む人に向けて書く文章
  • 心が動いた瞬間を、場面ごとメモしておくと題材になる
  • 場面・気づき・余韻の3つで組み立て、言いたいことは一つに絞る
  • まず最後まで書き、声に出して読みながら直す
  • 人に読んでもらうことで、伝わり方が分かる

書くことを続けたい人は、回数制コースと月謝制、続けやすいのはどっち?も参考にしてください。

よくある質問

エッセイと日記は、何が違いますか?

日記は自分のための記録ですが、エッセイは読む人がいることを前提にした文章です。出来事を書くだけでなく、そこから自分が何を感じ、何に気づいたのかを、読む人に伝わる形で書くのがエッセイです。

文章を書くのが苦手でも、書けるようになりますか?

書けるようになります。上手な文章を目指すより、まず短くてもいいので最後まで書き上げることが大切です。書いて、読んでもらい、直す。この繰り返しで、少しずつ書きやすくなっていきます。

どのくらいの長さで書けばいいですか?

最初は800字から1,200字くらいが書きやすい長さです。400字詰めの原稿用紙で2〜3枚ほどです。短いぶん、言いたいことを一つに絞る練習にもなります。

この記事を書いた人

naraotto 編集部

大人が少人数で学ぶためのサービス naraotto の編集部です。学び方・講座の選び方について、公開されている情報と講座づくりの検討を通じて得た知見をもとに、偏りのない情報をお届けします。分野の専門性が必要な記事は、今後、講師や専門家の監修のもとで公開します。

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