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分野別ガイド

人前で話すと緊張する人のための、話し方の練習法

会議や発表で緊張してしまう人に向けて、緊張とうまく付き合う考え方と、準備・話の組み立て方・声と姿勢・練習の仕方を紹介します。ひとりでできる練習と、少人数の講座で練習する良さもまとめました。

文naraotto 編集部公開 約4分

会議で意見を求められると、頭が真っ白になる。発表の前日は、そわそわして眠れない。人前で話すことへの緊張は、多くの人が抱えている悩みです。

緊張は、大切な場面だと感じているからこそ起きる自然な反応です。この記事では、緊張をなくそうとするのではなく、緊張していても伝えたいことを話すための考え方と、練習の方法を紹介します。

緊張とうまく付き合うための考え方

緊張は「ゼロ」にしなくていい

緊張しないことを目標にすると、少しでも緊張したときに「やっぱりだめだ」と感じてしまいます。目標は、緊張していても、伝えたいことを最後まで話せることに置き直してみてください。

聞き手は、思っているほど緊張に気づかない

話している本人は、声の震えや手の汗をとても大きく感じます。けれど聞き手は、話の内容に意識が向いていることが多く、本人が思うほど緊張に気づいていないものです。

「うまく話す」より「伝わる」を目指す

流暢に話そうとするほど、言葉に詰まったときに焦ります。多少つかえても、聞き手が内容を理解できれば十分だと考えると、気持ちが楽になります。

準備:話す内容を、ひとつの文にする

緊張しやすい人ほど、準備が助けになります。最初にやってほしいのは、いちばん伝えたいことを、ひとつの文にまとめることです。

  • 「新しい手順にすると、確認の手間が半分になります」
  • 「来月の企画は、A案で進めたいです」

この一文が決まっていれば、途中で話が飛んでも、そこに戻ってくることができます。

話の組み立て:結論から話す

話の組み立てに迷ったら、結論 → 理由 → 具体例 → 結論の順で話してみてください。

順番話すこと例
結論いちばん伝えたいこと来月の企画は、A案で進めたいです
理由なぜそう考えるのか準備の期間が短くても実施できるからです
具体例理由を裏づける事実や場面先月の似た企画も、2週間で準備できました
結論もう一度、伝えたいことなので、A案で進めたいと考えています

結論を先に話すと、聞き手は話の行き先が分かり、話す側も迷子になりにくくなります。

声と姿勢:体から整える

緊張すると、呼吸が浅く速くなり、声が上ずったり早口になったりしがちです。

  • 話し始める前に、ゆっくり息を吐く:吸うことより、吐くことを意識する
  • 最初の一文は、意識してゆっくり話す:最初が落ち着くと、その後も落ち着きやすい
  • 足の裏を床につけ、背筋を伸ばす:姿勢が安定すると、声も安定しやすい
  • 一文を短くする:「〜で、〜して、〜なので」と続けず、句点で区切る

視線は「一人ずつ」に

大勢を一度に見ようとすると緊張しやすくなります。うなずいてくれる人や、話しやすそうな人に一人ずつ視線を向け、一文ごとに相手を変えていくと落ち着きやすくなります。

ひとりでできる練習

  1. 声に出して練習する:頭の中で考えるだけでなく、実際に声に出す
  2. 録音・録画して聞き返す:早口になっていないか、語尾が消えていないかを確認する
  3. 時間を計る:3分なら3分で話せるかを確かめる
  4. 想定される質問を書き出す:答え方を一言ずつ考えておく

録音を聞き返すのは最初は気恥ずかしいものですが、自分の話し方の癖に気づくいちばんの近道です。

人の前で練習する

ひとりでの練習には限界もあります。本番の緊張に慣れるには、実際に聞き手がいる場で練習することが効果的です。

  • 家族や友人に、1分だけ聞いてもらう
  • 職場で、短い報告の機会に意識して試してみる
  • 話し方の講座で、少人数の聞き手の前で練習する

少人数の講座なら、毎回全員が話す時間があり、講師からその場で改善点をもらえます。「失敗しても大丈夫な場」で、聞き手がいる状態に慣れていくことができます。少人数で学ぶ良さは、少人数で学ぶと、何が変わる?でも紹介しています。

本番の直前にできること

  • 伝えたいことの一文を、もう一度確認する
  • ゆっくり息を吐いてから、話し始める
  • 最初の一文だけは、暗記しておく
  • うまく話せなかった部分があっても、結論までたどり着くことを優先する

まとめ

  • 緊張はなくそうとせず、緊張していても伝えられる状態を目指す
  • いちばん伝えたいことを一文にし、結論から話す
  • 呼吸と姿勢を整え、一文を短く、最初はゆっくり
  • 録音して聞き返し、聞き手のいる場で練習を重ねる

1回で完結する講座から試してみたい場合は、まずは1回から:単発講座・ワークショップの選び方も参考にしてください。

よくある質問

緊張しないようになることはできますか?

緊張をまったくなくすことを目標にするより、緊張していても伝えたいことを話せる状態を目指すのが現実的です。準備と練習を重ねると、緊張していても話の流れを見失いにくくなります。

オンライン会議での話し方も練習できますか?

できます。オンラインでは表情や身ぶりが伝わりにくいぶん、結論を先に話す、区切りをはっきりさせる、といった工夫がより大切になります。オンラインの講座なら、実際に画面越しで話す練習そのものになります。

緊張がとても強く、日常生活にも影響が出ています。

人前で話す場面への不安が強く、仕事や生活に大きな支障が出ている場合は、話し方の練習だけで抱え込まず、医療機関などの専門家に相談することも検討してください。

この記事を書いた人

naraotto 編集部

大人が少人数で学ぶためのサービス naraotto の編集部です。学び方・講座の選び方について、公開されている情報と講座づくりの検討を通じて得た知見をもとに、偏りのない情報をお届けします。分野の専門性が必要な記事は、今後、講師や専門家の監修のもとで公開します。

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